文章を書く上で知っておきたい「起承転結」とは?
物事を段取り良く説明するために「起承転結」を気に留めることが大切である…というのは学校の授業でも教わった経験があるのではないでしょうか。ただし、「起承転結」のそれぞれが持つ意味を理解していなければ、正しい手順を踏むことは出来なくなります。あくまでも「起承転結」というのは、文章で言えば、相手に分かりやすく伝えるための話の順序の1パターンです。相手に伝われば、この形を意識することはないのかもしれません。しかし、多くの方に理解してもらうためには、基本的な文章構成は把握しておきたいものです。
「起承転結」における「起」は文章においてスタートとなる部分です。中には、「起」はあくまでも前座のようなもので、軽い感じでスタートすればいいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、実はこれから先に書かれた文章がどのような事柄について書かれ、最終的に何を言いたいのかを伝えるための非常に重要な部分です。
例えば、あなたがショッピングをするために、街中を歩いていたとしましょう。ある店が気になったものの、外観からは何を売っているのか良く分かりません。しかし、別の店は自分が興味のあるブランドのバッグがありました。あなたならどちらの店を選びますか?たとえ、この2つの店が実は同じ物を販売していたとしても、どのようなものが売られているかが分かりやすい方を選ぶのではないでしょうか。初めて見かけた店であればなおさらでしょう。
話は長くなりましたが、「起」はまさに、これから始まる文章の顔に当たる部分で、これからどんな結論に向けて書いていくのかを宣言するためにあります。読み手の心をつかめるかどうかも、実は「起」にかかっているのです。
次に「承」ですが、「起」を受けて、なぜそのような問いかけをしたのか、なぜその結論に至ったのかを具体的に書いていく部分です。結論を裏付けるために、この「承」がより充実することで、文章そのものに説得力が生まれます。
「転」は字が示すとおり、話題を転換する部分ですが、何も余談を書くというわけではありません。例えば、「承」で書いたことを別の視点から書いてみるなどが当てはまります。一方だけでなく、別の角度から物事を見ることで、より客観的な視点から迫ることができます。
最後に「結」ですが、これはまさしく結びであり、結論です。「起」ではあくまでも結論だけを書きましたが、「承」や「転」を説明することで、やはり「起」の結論がはっきりと明らかになったということを書きます。具体例を通して、結論がより鮮明になった旨を最後に締めくくってペンを置くことになります。
「起承転結」の中でも「承」と「転」は同じものとして考える向きもあります。ただし、絶対に言えることは、あくまでもこの順番を守って書き進めていくことが大切です。文章を書く手順として、相手に分かりやすく伝え、納得してもらうためには、順序を守るように配慮するようにしましょう。
1.夢と現実のエッセイ評論
2.天才.COM 頭が良くなる方法
3.高校受験.COM
4.I like music! ~Dorothy’s Room~
5.文芸Webサーチ
6.~HITOMI’S ESSAY COLLECTION~
7.家庭学習の教材を上手に選択して、学力アップを!
8.文章力アップの方法/無料講座 &原稿添削リライト案内
9.夕凪の広場
10.教育ママ・教育パパ 応援宣言
11.ケータイ小説作家になろう!~書き方・投稿ガイド~